IDEXX検査サービス
疾患の発見を、より早期に、より正確に
IDEXX 尿中スタチンB は
初めての犬猫用尿細管障害マーカーです。
尿中シスタチンB がIDEXXの腎臓関連検査に加わったことで、より包括的に腎臓を評価できるようになりました。これによって、これまで以上に正確に、活動性の腎障害や急性腎障害を発見できるようになります。尿中シスタチンB は症状のある犬猫向けの尿検査で、臨床兆候の有無にかかわらず、尿細管障害を検出できます。
これからは、自信をもって尿細管障害を知ることができます。
IDEXX 尿中シスタチンB は、無徴候の現在進行している腎障害を検出するのに役立ちます。尿細管障害は腎機能に影響が現れる前から起こっているため、見た目は健康そうな犬や猫でも尿細管障害がある可能性があります。
尿中シスタチンBは2024年10月21日からご利用いただけます。
IDEXX 尿中シスタチン B は下記の項目でご利用いただけます。
- 尿中シスタチンB
- 腎疾患パネルにオプションとして追加
- 腎障害尿パネル(UPC, 尿中一般, 尿中シスタチンB)
クイックスタートガイド
IDEXX尿中シスタチンBを活用いただくうえで役立つ情報をぜひご覧ください。
よくある質問
シスタチンBは、システインプロテアーゼのシスタチンファミリーに属しており、上皮細胞が損傷を受けたり死滅したりすると尿中に放出される、細胞内の小さなタンパク質です。
腎臓病は、腎機能に恒久的な変化が見られる病理学的状態、または疾患を指します。腎臓病と診断された患者は、腎臓の機能のうち、一つまたはすべての主な機能が損傷した状態です。腎障害とは、腎機能への影響の有無に関係なく、腎臓に損傷を受けた状態を指します。
尿中シスタチンBは、腎尿細管上皮細胞への損傷を受けて尿中に放出される、細胞内のタンパク質です。また、尿中シスタチンBは尿細管障害を検出するために使用しますが、腎機能評価には用いません。SDMAやクレアチニン、BUNなどのその他の腎臓のバイオマーカーは、糸球体濾過率(GFR)と相関関係にあり、腎機能の評価に使用されます。
冷蔵で10日間の保存が可能です。凍結はしないでください。
ウェビナー(英語)
Totally Tubular: Novel Markers in Kidney Injury
"Hold it!" Don't Forget the Urinalysis
Expanding the Toolbox: Cutting-Edge Diagnostics to Improve Outcomes in Patients with Renal Disease
その他の腎臓関連の ウェビナー
IDEXX 尿中シスタチンB が役立つ6つの臨床場面
- 毒物への曝露が疑われる状況で、活動性の腎障害を確認したいが、腎機能マーカーがまだ変化していない場合
- 活動性の腎障害の治療と回復をモニタリングする場合
- IRIS CKDステージ1の犬で、慢性腎臓病が早期に進行しそうかを確認したい場合
- NSAIDsなど腎毒性のある薬物投与時の腎障害をモニタリングしたい場合
- 熱中症や急性膵炎など、ショック時の腎臓への影響をモニタリングしたい場合
- 麻酔中の低血圧による腎臓への影響を評価したい場合
なんとなくを確信へ
腎臓の評価をより正確に、より包括的に
IDEXXの腎臓関連検査に、腎機能マーカーのSDMA、腎臓病管理マーカーのFGF-23、そして新たに尿細管障害マーカーである尿中シスタチン B が加わりました。尿中シスタチン Bの登場によって、腎機能低下の有無にかかわらず腎障害を発見し、SDMAなどの腎機能マーカーとともに使用することで、より包括的な腎臓の評価が可能になります。動物専用の尿細管障害マーカーであるIDEXX 尿中シスタチン Bを是非、お試しください。